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「国民的作家夏目漱石」は小中学生に読ませるな
僕が小学生の頃、朝の『10分間読書』というのがあった。毎朝、ホームルームが始まるまでの10分間という短い間に読書するという訳のわからない取決めだ。そんな取決めをしても、読まぬ者は読んだふりをするだけだった。この10分間読書で教師から熱烈に推奨されたのが夏目漱石。「夏目を読め」、「漱石は素晴らしい」んであった。

僕はもともと読書が嫌いだと思い込んでいたけど、著書『彼岸過迄』の序文「私はこの小説を年の始めからお彼岸過ぎまでに書き上げなくてはならん。よってこの小説のタイトルは『彼岸過迄』である・・・」などといったようなことが書かれていて、幼い胸に「このおっちゃんは面白いかもしらん。変なおじさんのような気もする」などと読み始めた。
なるほど予感は的中して、この人は「変なおじさん」であった。自分と同じような気持ちもたくさん正確に書いてあった。しかし、である。この人は造語や漢字の改ざんが多すぎるのである。小学生の僕はまんまと尊敬する変なおじさん夏目先生を信頼し、これがスタンダードな日本語と勘違いしてしまった。

例えばある日、僕は友人から算数の問題を問われて、「あー、こんなのタンカンな問題だよー」「・・・・」(何故か夏目氏は「簡単」を「単簡」と書く)。またある漢字のテストでは、「観客」「音信」「同伴」を「けんぶつ」「おとずれ」「みちづれ」などと読み、受けた恥は数えきれぬ。何故、教師たちは「変なおじさん夏目漱石」を迂闊にも薦めるのか。何ゆえ、昭和の時代に国民的作家などともてはやされたのか。漱石全集を校正した内田百聞は言う「これは日本語ではない。漱石語だ!」。

日本語が乱れたと言われて久しい?夏目は大人になってから読め!
小中学生に夏目漱石は読ませるな!

漱石用語集:
日が限る …日が陰るの意。
三馬 …サンマ。
印気 …インキ。
左右ですか …そうですか。左様ですか。
横縦十文字 …縦横のこと。
単簡 …簡単のこと。
自然天然 …天然自然のこと。
盆槍している …ぼんやりしている。
玉い、給い …玉へ、給へと改めず(「たまふ」の命令形)。
でつこはす、でこはす …でくはすと改めず。




文=長谷川リョー


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