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札幌、500m。足らず
2013年が始まったばかりの1月29日から2月1日、地下鉄の札幌大通駅からバスセンター駅を繋ぐ500m美術館という場所で全長4mの絵『たぶんぼくにしかみえていない風景ときっときみにしかみえていないぼくの知らない風景』を公開制作してきました。この企画は札幌中のギャラリーを一堂に会した「SAPPORO ART MAP」展第1回札幌500m美術館賞グランプリ展 『New Cities』を同時開催するというものです。

ぼくは2年前に札幌での個展でお世話になったアートマンギャラリーさんの展示ブースで小樽から来た平塚ケイ素君と一緒に参加しました。平塚君は隣で寒そうに鼻ををすすりながら小さな渦巻きのぐるぐるを黙々と描いたり、マスキングテープを駆使したり、ツイッター仲間だという駅員さんに缶コーヒーをもらったりして最後には豪奢な金屏風の雰囲気を湛える作品を完成させました。他のギャラリーから出ていたアーチストの方々はそれぞれ制作してきたものを設営、展示するという方法をとっていました。

今回の公開制作は1日で描き切るものでなく4日間という与えられた搬入期間の中で最終日の最終時刻までに作品を仕上げるというものでした。アートマンギャラリーさんの紹介文では「ライブペイント」という言葉を使っていましたがライブペイントと言い切るとパフォーマンス的要素が強く、大袈裟な感じがするので、サービス精神が脆弱なぼくは「公開制作」という態勢をとらせてもらい通勤人や通学人などが行き交う中、時に勢い剰って筆が通路の真ん中にくるくると地をはって飛んでいき忙しい人たちの中に小さなテロを起こしてしまったり、時に生首を描いたりして女子高生の失笑を買ったり、無邪気なお絵描きが過ぎてお世話になったアートマンギャラリーの野口さんを不安に貶めたりもして、結果本人の意図とは違うところでライブペイントの要素も見事に含まれました。




札幌滞在中にもうひとつ、アートマンギャラリーでの「冬展」という共同展に出品するために500m美術館公開制作の前の2日間、ギャラリーをお借りして『トリのトイレ』を制作しました。こちらは展示が開催される前に東京へ帰ってきてしまったので、どんな感じだったのか自分には未だわかりません。。。




6日間で大作を2作描くというのは今までに経験がなく、絵の具が途中で尽きたり、お金が大変だったり、マスキングテープの使い方を今更知ったり、打ち上げで永岡大輔さん(「第一回札幌500m美術館賞」グランプリ)の隣に座れたりでなかなかのスリルを味わえて楽しかったです。
人前で描くことの恥ずかしさや緊張は「たかが絵じゃないか、たかが遊びなんだ」と考えるというやり方で乗り越えているために、おとなのアート関係者が多数集まる場で不謹慎な感じもしますが、こどものアートは「たくさん遊び、たくさん不謹慎」なので、おとなの場で怯むことなく、ぼくにとってぼくなりのアートに違いないものができたその点でやって良かったと思います。

またこんな機会があればどこの場所でも大いに浮き、また、とんだ恥をかきに行きたいとも思っています。


因みに、この美術館の全長は500mないそうです。

文=長谷川リョー


関連記事:
1965)①「SPPPORO ART MAP 展」 500m.美術館  2月2日(土)〜4月19日(金) : 栄通記


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