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2006小石川フリーコンサート vol.1『新宿に安土城が建つ』
GWは如何お過ごしでしたか?天気もよく、街は静かなので、わたしは新宿付近をぐるぐると撮影小旅行を決行してみました。人が少ないビル街は不気味に美しいですね。

さて、本日はゴールデンシットが関わっている作品、『新宿に安土城が建つ』発表のご案内です。この作品は同名の詩を、ゴールデンシットが映像、木部与巴仁が朗読、戸塚ふみ代がバイオリン、大熊ワタルがクラリネットで、「協奏」するものです。

今期のゴールデンシットは、ジャンル越境し様々な人たちと制作をともにすることで、ビデオ表現の新たな可能性を探索してゆきます。そんな試みの第一弾、『新宿に安土城が建つ』是非ご覧ください。

日程:5月19日(金)18:00開城/18:30開演
入場無料:先着80名
会場:文京区立小石川図書館4階ホール(地図)
問合せ:03(3814)6745
主催:図書館を利用する音楽家の会(図音会)/小石川図書館

この『新宿の安土城』は茗荷谷、小石川図書館に訪れたあなたにだけ出現する幻の城です。

文=服部かつゆき(ゴールデンシット)


新宿に安土城が建つ!

虚実が入り乱れる世界を、朗読と音楽と映像のコラボレーションで描き出す。

「新宿の安土城、すごいね。見てきた方がいいよ」

「あるわけないじゃない、そんなの。
 笑われるわよ、あたしだからいいけど」

さげすまれて、無視されて、それで黙っていると思ったら、大間違いだ。

過ぎてゆく平穏な日常。どんな事件が起きても、それはその場限りのこととして、たちまち過去のものになる。私たちは、何を見ているのだろう。何を聞き、何に触れているのだろう。時間とは、どこに消えてゆくのか?

ゆら ゆらり ゆうらゆら

「見えている、この目に、くっきりと。
 神すらもひれ伏すに違いない、美の極まった形」

ゆらら ゆららら らら ららり

「お昼ごろ、新宿駅の方に煙を見たわ。
 真っ赤な煙ってあるんだね、安土城が燃えてたんだよ」

本当に、新宿駅前に、安土城は建っていたのだろうか?

(注:作品中、強い光源の明滅をともなう箇所があります。そのような映像を見て健康を害する恐れのある方は、ご自身の判断で作品の鑑賞を控えるようお願い致します。)


木部与巴仁(朗読)
1958年、愛媛県生まれ。独り芝居『東海道四谷怪談』、黒川芳信との共作ヴィデオ『720時間映像キャッチボール』を発表。現在は「詩の通信」を発行しつつ、東京・谷中での「ボッサ 声と音の会」を主宰するなど、詩人として活動。音楽を伴う詩に『トロッタで見た夢』『夜が吊るした命』など。著書に、『横尾忠則365日の伝説』、伊福部昭をめぐる三部作『音楽家の誕生』『タプカーラの彼方へ』『時代を超えた音楽』、『藤枝守・音の光景』がある。

■戸塚ふみ代(ヴァイオリン)
愛知県名古屋市生まれ。愛知県立芸術大学音楽学部卒業。桑原賞受賞。ベルリン・ホッホシューレにてミッシェル・シュバルベに師事。名古屋フィルハーモニー交響楽団、弦楽四重奏団Dissonanzen(ディゾナンツェン)のヴァイオリニストとして活動。伊福部昭追悼コンサートにて、故・伊福部昭作曲の『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』を演奏した。

大熊ワタル(クラリネット)
1960年、広島県東部・瀬戸内海沿岸に生まれる。70年代の大半は関西で過ごし、その後、東京へ。10代からバンド活動を始め、20代半ばで、チンドン屋の世界に触れ、クラリネットを手にする。その後、自己のグループ・CICALA-MVTA(シカラムータ)での活動を中心にさまざまな演奏、録音に参加。近作『GHOST CIRCUS』(リトルモアレコーズ)などシカラムータで3枚のアルバムのほか参加作品多数。著書に『ラフミュージック宣言』(インパクト出版会、2001)

ゴールデンシット(映像)
1999年設立。2002年に演出家、中島諒人とのコラボレーション『ハムレットマシーン』を発表し、映像制作団としての活動を本格化する。メンバーは服部かつゆき、新村雄亮、木村恵多の3人。映像芸術におけるフォルムを、その律動と色彩において追求し作品化している。『ハムレットマシーン』(2002)、『“暴れ”こいのぼり』(2005)が代表的な作品。
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